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頭部移植に新展開!イタリア人医師とマウスの移植をした中国人医師が強力タッグ

   

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以前当サイトでロシアの科学者ヴェレリー・スピリドノフ(Valery Spiridonov)が、脊髄性筋萎縮症により自身の頭部をドナーの体に移植する頭部移植計画をイタリア人医師と計画していると紹介した。

その二人が、こちらも以前記事にした千匹のマウスで頭部移植をおこなった経験をもつ中国人医師とタッグを組んだと、インドのタイムズ紙が報じたのだ。

ヴェレリー・スピリドノフの頭部移植手術の過去記事
末期症状のロシアの科学者が、自身の頭部移植を計画中! 来年実現か?

1000匹のマウスで頭部移植手術をおこなった中国人医師の過去記事
中国医師が、既に千匹のマウスの頭部移植をしたことを発表! 次は猿で実施予定

 

記事によると以前から、ヴェレリー・スピリドノフの頭部移植手術を計画していたイタリア人医師セルジオ・カナベーロ(Sergio Canavero)と、中国人医師のレン・シャオピン(Ren Xiaoping)が、専門チームをつくって連携して計画を進めていくことを中国の科学会議で発表した。

頭部移植に新展開!イタリア人医師とマウスの移植をした中国人医師が強力タッグ

こちらが末期の脊髄性筋萎縮症で、自身の頭部移植を希望しているロシアの科学者ヴェレリー・スピリドノフ

中国医師が、既に千匹のマウスの頭部移植をしたことを発表! 次は猿で実施予定

こちらが、中国人医師が移植手術を成功させたとするマウス。
頭部を他のマウスの体に移植したマウスは最長で10日間生きたという。

頭部移植に新展開!イタリア人医師とマウスの移植をした中国人医師が強力タッグ

こちらがイタリア人医師セルジオ・カナベーロ。
この画像を見ると不安しかないが、神経外科の権威である

また、手術は中国の黒龍江省(こくりゅうこうしょう)にあるハルビン医科大学の病院でおこなわれる予定だという。

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手術は、ヴェレリーとドナー患者の両方の頭部をきれいにカットするため、鋭い歯のついた器具を使用して脊髄から切断する必要があるという。

その後、神経や血管を接合し、セルジオ医師が「魔法の成分」と呼ぶ ポリエチレングリコールなどでできた接着剤を使用し脊髄を融合させるというもの。

術後4週間は昏睡状態を維持させ、筋肉や血液供給の回復を促す。

そして、ヴェレリーが昏睡状態から目を覚ましたときには体の感覚を感じ、以前と同じ声で会話ができるようになるという。

頭部移植に新展開!イタリア人医師とマウスの移植をした中国人医師が強力タッグ

世界初の頭部移植はアメリカの神経外科医ロバート・ホワイトが1970年に猿を使っておこなった。
移植を受けた猿は拒絶反応によって数日後に死亡した。

しかし、セルジオ医師とレン医師はともに、血管と神経、脊髄を結ぶ上で専用の危機を設計する必要があり、克服すべき技術的問題が多数あるという。セルジオ医師は、こうした問題を解決し手術を行うには2年はかかるだろうと語っており、早ければ2017年に手術がおこなわれるという。

また手術には、750ポンド(約13億9千万円)と手術時間36時間がかかると推測している。

評論家らは、この計画を「ファンタジーに過ぎない」と一蹴しているが、もし手術が成功すれば、とんでもない大ニュースになることだろう。

 

via:The Times Of India(英語)

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