世界最小の画像！　0.0092mm²の面積に印刷された肉眼では見えない画像

世界最小の画像が印刷された。

その画像は髪の毛の断面積よりも狭い0.0092平方ミリメートル(mm²)という面積に印刷されているというのだ。そのため肉眼で当然見ることは出来ない。

世界最小の画像！髪の毛の断面よりも狭い

スイス連邦工科大学チューリッヒ校とスイス・チューリッヒの企業Scrona社の研究者が、世界最小の画像を印刷した。その面積は縦80マイクロメートル(μm)x横115マイクロメートル(μm)の0.0092平方ミリメートルという限りなく小さい面積に印刷されているのである。

印刷されている画像はカラー画像で、三匹のカクレクマノミとイソギンチャクが印刷されている。

これほどまでの面積となると、肉眼で目視することはできず高倍率の顕微鏡でなければ見ることはできない。

世界最小のインクジェットプリントによるカラー画像としてギネスに認定

この世界最小の画像は、「世界最小のインクジェットプリントによるカラー画像」としてギネスワールドブックの記録としても認められた。

この印刷は、家庭用のプリンターにも採用されているインクジェット方式でプリントされている。そうは言っても既存のインクジェットプリンターではなく、ナノサイズの粒子を吹き付ける「3D NanoDrip印刷技術」という画期的な技術によって印刷されている。

肉眼でも見えないとなると通常の印刷として使えないが、研究者によると将来的に電子機器やナノ素材分野への使用が期待できるという。

 

via：ETH(英語)

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