Twitterで話題になった謎生物「エウラギシカ・ギガンティア」
数日前、Twitter上である奇妙な生物の画像が投稿され話題となった。その生物には金色の無数の毛が生えており、映画などで見た地球外生物のような姿をしているのだ。
金色の毛が生えた巨大ワーム!
問題の生物の画像は海外の複数メディアで取り上げられたのが、それをサイタマ・オブ・ザ・デッドという日本のTwitterユーザーが引用したことにより国内でも話題となった。
こちらがその投稿。
南極の海底で発見された巨大スケールワームhttps://t.co/RvEsZkaPCC
地球外生物めいた外見が素晴らしすぎる pic.twitter.com/qzTRTTFJll
— サイタマ・オブ・ザ・デッド (@saitamakita) January 31, 2017
まるで金属のような見た目の体毛。そしてクリーチャーのような恐ろしい頭部が確認できる。
投稿には南極の海底で発見されたと記載されているが、この生物、実は最近初めて見つかった生物ではない。
この謎生物の正体は「エウラギシカ・ギガンティア」
この生物の学名は「エウラギシカ・ギガンティア(Eulagisca gigantea)」という。
ゴカイ目ウロコムシ科の生物で、南極の海底に生息している。ゴカイ目ということからもわかるように、海釣りなどのエサで使用されるゴカイの仲間だ。しかしゴカイと大きく違うのはこの生物が、ウロコを持っている点。
しかし、海外メディアなどで紹介された画像にはウロコらしきものは確認できない。
実は、この画像の時点でウロコがすべて脱落してしまった状態だからなのだ。
通常の姿はこのような見た目をしている。
動画:youtubeより『Eulagisca gigantea』
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とても同じ生物とは思えない姿をしている。
このエウラギシカ・ギガンティアは、恐ろしい見た目とは裏腹にとても臆病な生物で身の危険を感じると、ウロコをすぐに落としてしまうのである。
ちなみに、恐ろしい見た目をしている口の部分は普段を引っ込めているそう。
海にはまだまだ知的好奇心を刺激する未知の生物が潜んでいる。
via:nz1.ru(ロシア語)