ロシア軍も注目! ロシアのエンジニアがゴキブリ型偵察ロボットを開発!!
2017/05/06
ロシアの科学者がゴキブリ型の偵察ロボットを開発したという。
そのロボットの開発者は、ロシア南西部のカリーニングラードにあるカント大学のエンジニア、ダニル・ボーチェフキン(Danil Borchevkin)とアレクセイ・ベルソフ(Aleksey Belousov)。
ゴキブリ型ロボットは、長さが4インチ(10センチメートル)ほどで、各種内蔵センサーによって光や障害物を検知し自律行動をとることができるようになっている。また、移動速度は秒速31センチで素早く走り回ることができるという。
このロボットのモデルになっているのは、中央アメリカと南米に生息している世界最大のゴキブリ「オオメンガタブラベルスゴキブリ(Blaberus giganteus)」。体長は9センチほどで、大きさやデザインがそっくりなのはもちろんのこと、科学者は2ヶ月を費やして、ゴキブリそっくりの行動を取れるようにまでしたという。
こちらは動画
動画:youtubeより『В Калининграде ученые создали робота-таракана』
※スマホからツイッター等のSNSで、当サイトにアクセスされている場合、動画再生が重い場合があるようです。その際は、他のブラウザよりアクセスしていただくと改善されます
現時点のプロトタイプは稼働時間が20分ほどだが、科学者によると、完成品ははるかに長い時間稼働させることができるようになるという。また、現時点ではカメラは装備していないが10グラムまでの重量を載せられるように設計されているため、小さなカメラを装備させることも可能となっている。
どう考えても軍事・諜報活動を目的に開発されたように思えるが、開発者は特に軍事目的として開発してはいないと強調している。しかし、このゴキブリロボットにはロシア軍が関心を表明しており、大学はロシア軍に送るサンプルを既に準備しているとも発表している。
身近な昆虫型ロボットの開発は各国が積極的におこなっている。今年初めにはアメリカのカリフォルニア大学も、ゴキブリ型のロボットを発表している。
近い将来、このようなゴキブリ型ロボットが各国のスパイ活動を担うことになるかもしれない。
via:dailymail(英語)、warspot(ロシア語)