お酒の飲み過ぎが原因!? マーデルング病により「馬の首」と呼ばれる男性
2016/10/31
香港に「馬の首を持つ男」とよばれる男性がいる。
その男性は、ホン・シュウ(Hong Shu)。
彼は耳の裏から首の下にかけて大きな腫瘍があるため、「馬の首のようだ」と言われている。その大きさは首の裏で幅が19.5センチ、アゴから下が14センチという巨大なもの。
10年前からこの腫瘍があらわれ始め、当初は耳の上にのみできていたが、徐々にアゴの下のほうにまで膨れ上がってしまったというのである。
この奇妙な症状は、世界でもわずか400例しか報告されていない「マーデルング病(良性対称性脂肪腫症)」という病気。日本名にある通り、良性のものなので腫瘍そのものは体に害はなく、その内部には脂肪が詰まっている。
しかし、害はないとはいえ、ホンのように巨大なものになると、様々な支障が発生する。周囲の奇異の視線はもちろんのこと、喉が圧迫されることによって呼吸や睡眠に支障がでてしまったのだ。
このマーデリング病のはっきりとした原因は解明されていないが、過剰な飲酒が一因になっていると言われている。
実際、馬の首のようになってしまったホンは30年間に渡って、アルコール度数の高い蒸留酒を毎日2リットルも飲んでいたというのだ。
大きな腫瘍によって外出することもままならなくなってしまったというホンだが、このニュースを報じた人民日報によると、最近手術を受け、近々退院予定だという。
今後、お酒の量を控えることはできるのだろうか。
via:人民日報オンライン(中国語)