手話でコミュニケーションができるゴリラのココ 誕生日に子猫を家族にする!
2016/10/31
ゴリラのココ(Koko)をご存知だろうか。ココは1971年7月4日にアメリカ・サンフランシスコで誕生したメスのゴリラである。
幼い時に、発達心理学者のフランシーヌ・パターソン(Francine Patterson)から手話を教わり、なんと人間と手話で会話をすることができるのである。約2000の単語を理解できるため、人間の言葉を理解し、手話で応答することができる。ココが手話で表現できる単語は1000以上とも言われる。
そんなココが今年7月に44歳の誕生日を迎えた。誕生日にココは子猫をプレゼントされ、ココは2匹の子猫を家族にくわえたのだ。ココは以前にも猫を飼っていた経験があり、ボールという名前の猫が交通事故で死んでしまった時には、気持ちを尋ねる飼育員に対して「sad sorry love(悲しい・残念・大好きだった)、unattention(話したくない)」とその悲しみを手話で表現している。
こちらの動画は今年7月の誕生日のときの映像で、ココを飼育するゴリラ財団がkokoflixというアカウント名で10月13日にyoutubeに投稿したもの
動画:youtubeより『Meet Koko’s New Kittens』
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ココは、これまでに何度も猫を飼った経験があり、性格も温厚なため、猫に危害を与えることはない。それどころか優しく猫をなでたり、オモチャを使って猫をあやすなど、人間と全く同じように猫の面倒を見る。
ゴリラの高い知能と、深い母性を明らかにするココは、多くの研究者から注目を受けている。
現在の課題は、ココの子孫を残すこと。しかし、これまで何度もその試みがおこなわれ、2匹のオスのゴリラとの繁殖が期待されたが、どちらとも交配をすることは無かったという。
via:dailymail(英語)