完全にエイリアン！　マイクロCTによる3Dアバターでヤスデの新種を特定！　

マイクロCTという最新技術によって新種のヤスデが確認された。

そのヤスデは、2005年にスペインのアンダルシアで発見され、エタノールをみたした瓶に標本として保存されていたもの。

通常このような、特定の難しい新種の確認を行う場合には、解剖をして組織等を顕微鏡で確認し、既知の種類との比較を行う。しかし、これまでの方法では貴重な標本を解剖して傷つける必要があったのだ。

そこで、今回ヤスデの新種特定にあたり、ウィーンの自然史博物館の研究員が、マイクロCTという技術を使ったのである。この技術を使えば、解剖をする必要が無いほか、数マイクロメートルまでの解像度で確認することができる。

研究者たちは様々な角度からヤスデにX線照射をおこない、ヤスデの3Dモデルを作成したのだ。

それがこちら

動画：youtubeより『3D scans reveal new species of millipede up close』

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その結果、ヤスデの生殖器官である生殖肢(gonopod)の形状が、これまで確認されていたヤスデと異なることが判明し、正式に新種のヤスデであることが確認されたのである。

研究者は、小さな海洋生物やミミズなど判別が難しい生物の研究に、今後役立つことだろう語った。

 

via：livescience（英語）

 

 

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