オーストラリアで14mのザトウクジラが漂着 サメが集まるため人気ビーチ封鎖
オーストラリアで人気のビーチに14メートルを超える巨大なザトウクジラが漂着した。
南半球のオーストラリアは現在夏真っ盛り。クリスマス休暇もあって多くの行楽客が、このビーチやってくるはずだったのだが、クジラの死骸がサメを引き寄せる可能性があるとして、当面の間遊泳禁止となってしまったという。
クジラの死骸が原因で人気ビーチが封鎖
オーストラリア・ケープタウンのザストランドビーチに、巨大なクジラの死骸が漂着したのは、今週火曜日(2015年12月22日)の夜遅くのこと。
全長14メートル以上あるとみられるザトウクジラだった。
クジラの腹部に大きな傷があることから、ザトウクジラの死因は船舶との接触が原因ではないかと地元で噂になっているそうだが、ケープタウンの環境資源マネージャであるグレッグ・オエロフス(Gregg Oelofse)は、「クジラの死因は現在のところ不明です」と語っている。
クジラの死骸が海岸に漂着することは、日本を含め世界的によくあることなのだが、今回の漂着はタイミングが悪かったという。
なぜなら、このビーチはサーフィンやパドルスキーなどマリンスポーツで人気のビーチ。夏真っ盛りの猛暑とクリスマス休暇によって多くの行楽客が見込まれていたからである。
今回漂着したザトウクジラから、大量の血液や体液が漏れ出ているため、その匂いでサメを引き寄せてしまうのだ。そのため、懸念が解消されるまで、当面の間ビーチは遊泳禁止となってしまったという。
また、今回漂着したザトウクジラは、重機を使って地中に埋葬して処理されるそう。
via:dailymail(英語)