中国のある都市で、住民総出で砂金探し! しかし、砂金ではなく硫黄と判明!
中国のある都市で、住民らが総出で宝探しをするという奇妙な光景が発生した。
住民らが探しているのは、なんと砂金。
事件は今月8月26日、中国中央部の陝西省にある都市で発生した。
北新興道路と国道108号線の交差点において、道路上に金色の粒が無数に落ちていたのである。
その結晶を砂金だと思った人々が、その結晶を拾い集め始め、その後歩行者はもちろん車を運転していたドライバーまでもが砂金を探しだしため、交通は完全に麻痺。何百人もの人々が道路に落ちた砂金を拾う事態へと発展したのだ。
現場の近くで店を出している女性住民によると、朝の午前6時頃には既に砂金を探す人がいたそうで、当初数十人だった人が瞬く間に何百人へと膨れ上がったという。なかには彼女の店から箒(ほうき)を借りて、道路上の砂ごとかき集める図々しい人までいたそう。
しかし、砂金探しに熱中していた住民らが愕然とする事態が起きる。それは、金だと思っていた粒が金ではなく、硫黄だったことが判明したのだ。
その結晶は、正確には硫黄化合物で、光があたると反射をする結晶になっていたため、砂金と勘違いをしてしまったのである。
問題の硫黄は、物流会社のトラック荷台から道路上に流出したものとみられ、その会社も事実を認めているという。
一連の事件が明るみになると、多くのネットユーザーは、必死になって硫黄を探していた人々を嘲笑うとともに、「道路掃除をしてくれて、ありがとう!」と皮肉を込めたコメントがされたそう。
via:人民日報オンライン(英語)