その名はロボコック!完璧に料理を作ってくれるロボットが2017年発売予定!
2017/05/05
全自動洗濯機や掃除ロボットなど、我々の生活において電化製品は既に必要不可欠な存在になっている。
そんな中、ついに夢のようなロボットが、早ければ2017年に発売される予定だ。
そのロボットは、料理を作ってくれるというのだ。
料理をしてくれる電化製品といえば、電子レンジがもっともイメージされるだろう。
最近の電子レンジは、食品を温めるだけでなく、焼く・蒸す・煮るなどなんでも出来る。
だが、その料理ロボットは、電子レンジはもとより、人間以上に完璧な料理を作ることが出来るというのだ。
そのロボットの名前はロボコック(Robocook)。映画で聞いたような名前だが、このロボコックは、料理をするロボットのシェフだ。
ロボットを製作したのは、イギリスのシャドウ・ロボット・カンパニー(Shadow Robot Company)。
ロボコックには、24個のモーターと26個のマイクロコントローラー、129個のセンサーを内蔵している。制作期間は18年を費やしたという。
また、ロボコックは、シンクやコンロ、オーブン、食器洗い機と接続されており、2本の腕を動かすだけでなく、それらも巧みに使いこなすことが出来る。
開発者の一人マーク・オレイニク(Mark Oleynik)は「このロボコックは、2本の腕で出来ることなら何でも出来る。不可能はない」と語る。
このロボコックがドイツでおこなわれた世界最大級の産業技術の見本市「ハノーバー・メッセ」でスープを作る様子がこちらだ。
動画:youtubeより『Scientists invent robotic hands able to cook meal from scratch』
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開発チームは、今後、一流シェフのレシピをiTunesのスタイルライブラリからダウンロードできるようにして、高級料理店の味が自宅で気軽に楽しめるようになると主張する。
また、ロボコックは家庭の味を再現することも出来るようになるというのだ。
専用の手袋とバンドを手首に装着し、何度か調理をしてロボコックに調理方法を教えれば、その味をロボコックが完璧に再現できるようになるというから驚きである。
既にほとんどのことが出来るロボコックだが、開発チームは、販売を予定している2017年までに繊細な力加減が必要とされる日本の寿司を、ロボコックで握れるようにする予定とのこと。
販売価格は14000ドル(約170万)。性能を考えるとそれほど高くないように感じるが、大きさやメンテナンスのことを考えると一般家庭用として、なかなかハードルが高い。
しかし、飲食店であれば、料理人を雇う人件費を考えれば安い買い物と言える。
メンテナンスやサポートがしっかりしていて、使いこなせるのであれば、すぐにでも普及しそうである。
近い将来、ロボコックが料理人の代わりを務めることになるかもしれない。
via:dailymail(英語)、Shadow Robot Company(英語)