肉や骨、内臓まで真っ黒! 家畜界のランボルギーニ!希少な鶏アヤム・セマニ
2015/08/08
骨や肉、内臓まで、すべてが真っ黒のニワトリがいる。
それは、「アヤム・セマニ」という品種の鶏。
インドネシア原産の希少な品種で、「家畜界のランボルギーニ」と呼ばれている。
そのことからも分かるように非常に高額で取引されているニワトリで、フロリダ州拠点の会社が販売しているものでは、生後間もないひよこで、なんと一羽200ドル(約2万5千円)もするという。
現地インドネシアでも、高価なことには変わりなく、一般の人は、まず口にすることはできない。伝統的な儀式や祭事など特別的な時にのみ食べられ、その黒い肉には神聖な力が宿っていると信じられている。
こちらが「アヤム・セマニ」の動画
動画:youtubeより『Ayam Cemani』
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「アヤム・セマニ」の親鳥から生まれる子どもに黒色が遺伝することから、遺伝的要因であることは明らかだったが、最近まで、なぜ「アヤム・セマニ」が、これほどまで真っ黒なのかは特定されていなかった。
しかし最近になって、スウェーデンの遺伝学者レイフ・アンダーソン(Leif Andersson)が黒色色素を生成するメラノサイト細胞に関与する遺伝子を発見した。それは「EDN3」という物質で、「アヤム・セマニ」は通常の鶏よりもその数値が10倍もあったという
via:NAUTILUS(英語)