【モーグリ―・ガール】インドでサルと暮らしていた少女が保護される
インドの自然保護区でサルとともに生活していた少女が保護された。その少女は保護された当初、言葉を発することはおろか、2本足で立って歩くことすらできない状態だったという。
サルと暮らしていたインドの少女
その少女が保護されたのは、今から2か月ほど前のこと。インド、ウッタル・プラデーシュ州のバライヒックにある自然保護区。この地を定期パトロール中だった警察官のスレシュ・ヤダヴ（Suresh Yadav）が発見した。
こちらがその少女
サルと行動を共にしていた少女
警官らが少女を発見した時、少女の周りには数頭のサルがおり保護を試みたとき、サルはまるで少女を守るかのように激しく抵抗したという。しかしサルの攻撃を受けるも無事に保護。少女は病院へ送られた。
言葉はおろか、歩くこともできなかった
少女は8歳ほどとみられ、保護された当初は言葉を発することも、理解することもできない様子だった。また二本足で歩くこともできなかったそうで、両手両足の4本を使って猿のような姿勢で移動していたという。そして、人間を激しく怖がった。
言葉は理解できず、人間を怖がった
こちらが問題の少女の動画。
動画：youtubeより『Girl in India found living with monkeys dubbed Mowgli 2 0』
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現在、少女は治療を受けており、二本足で歩くことが出来るようになった。しかし、今なお4本足で歩く動作をすることがあり、食事も手を使わずに口から直接食べようとする。また診察をする医師に対して攻撃的な行動をとるなど、野性的な一面が失われていない。
シーツの上に食べ物を広げてしまっている
現在少女は「モーグリー・ガール」と呼ばれ、治療中
警察は、少女がどのような経緯でサルと暮らすことになったのか、そしてどのくらいの期間サルと行動を共にしていたのかを調べているが、現在のところ分かっていない。
コップを使って水を飲む少女
モーグリ―・ガールと呼ばれている
少女には、小説『ジャングルブック』に登場するオオカミに育てられた少年モーグリーから名前を取り、「モーグリ―・ガール（Mowgli girl）」というあだ名がつけられているそうだ。