The環境汚染! 今度は台湾で川が紫色に染まる!
2015/04/07
台湾の北西部にある桃園市の川がとんでもない事になったと、台湾の中国時報が17日に報道した。
桃園市は、桃園国際空港があり台湾の玄関口となっているとともに、工業地帯がある都市だ。
その桃園市の住宅を流れる川に異変が起きた。
川の水が、紅芋ソフトクリームのような紫色になってしまったのだ。
地元住民は珍しい光景にショックを受けるとともに、ソーシャルメディアでその様子が拡散。やはり「タロイモミルクのようだ!」とお祭り騒ぎにまで発展した。
発見者のチェン(Ms Chen)によると、それは3月15日の午後4時頃、彼女がスクーターでこの川をまたぐ橋を渡ろうとした時に、川の水が紫色に染まっていることに気がついたという。
もともと綺麗な川ではなく、過去にも茶色や白く水がにごり泡とともに悪臭が漂うことはあったが、このようなことは初めてのことだったという。
対応にあたった衛生局の調査で、まもなく原因が特定された。
川が突如として紫色に染まった原因はというと、この川の上流にある工場だったのだ。
どうやら廃棄物の染料を、正しい処理をせずに直接川へ流してしまったようなのである。
この工場は水質汚濁防止法違反の容疑で12000台湾ドル(約46万)の罰金が課せられたという。
その後、水は約一時間ほどで元の色を取り戻したようだが、この川の水は生活用水や下流の田んぼへの農業用水として利用されている。
以前から工場からの汚染水が問題になっている地域だけに、住民はより健康への影響を心配しているとのこと
出典:中国時報電子版(http://www.chinatimes.com/newspapers/2601)