ロシア宇宙開発の痕跡! カザフスタンにある放棄されたソ連製スペースシャトル
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先週、カザフスタンの写真家ラルフ・ミレブス(Ralph Mirebs)が、旧ソ連とアメリカの宇宙開発時代の痕跡をあらわすものを撮影した。
それはソ連製のスペースシャトル。
スペースシャトルというと、アメリカのアメリカ航空宇宙局(NASA)が再利用のできる宇宙船として設計・開発し、1981~2011年まで30年にもわたって運用された有人宇宙船である。そんなスペースシャトルを、なんと宇宙開発のライバル国のソ連も開発していたのだ。
ソ連製のスペースシャトルは完成まで至っており、そのプロトタイプが現在もカザフスタンに2機残っていたのである。
そのソ連製スペースロケットがあるのは、現在もロケット打ち上げ使われ、ロシア連邦宇宙局が管理をしているカザフスタンのバイコヌール宇宙基地近くの巨大格納庫。
その計画は、「ソビエト・ブラン・シャトル・プロジェクト」と呼ばれ、NASAのスペースシャトルを模倣してソ連がおこなったものである。
このソ連製シャトルは1988年に無人飛行のテストがおこなわれ、無事に軌道試験飛行が成功した。しかし予算削減の影響で計画は頓挫。そして格納庫ごとシャトルは遺棄されることになる。
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via:dailymail(英語)
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