残り400羽!飛べない鳥キーウィの中でも希少なオカリトブラウンキーウィ誕生
「飛べない鳥」と言うとダチョウやエミューなど様々な種類が存在するが、その中でも異様な姿をしているキーウィという鳥がいる。
キーウィは、ニュージーランドに生息する小型の飛べない鳥で、ニュージーランドの国鳥でもある。この鳥に形が似ていることから果物のキウイフルーツは、その名前をつけられたとされる。そんなキーウィの中でも2003年に新種として認められ、生息数が世界にわずか400羽程しかいないとされるキーウィがいる。それが、オカリト・ブラウン・キーウィ(英名:Okarito Brown Kiwi)。
ニュージーランドのオカリトというごく限られた地域の森に生息しており、通常のキーウィよりも一回り小さい。
そのオカリト・ブラウン・キーウィの赤ちゃんが、ニュージーランド南島のフランツ・ジョセフにあるウエストコート・ワイルドライフ・センターで誕生した。
翼は退化しており、ヒナのうちは羽毛によって毛玉のようにしか見えない。
キーウィ全体に言えることだが、大きさは成鳥でもニワトリ程しかないため、人間によって持ち込まれた猫などの肉食哺乳類によって生息数を減らしている。また、メスは体重の20%程もある卵を産卵するため、頻繁に卵を産むことが出来ず、その減少の要因にもなっている。
特に生息数が少ないこのオカリト・ブラウン・キーウィは絶滅危惧種に指定されており、今回誕生した赤ちゃんは、現在マールボロ・サウンズという地域に移され、順調に成長しているという。
via:dailymail(英語)