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NASAが開発! 縦列駐車も簡単!真横にだって走れる電気自動車

      2017/05/05

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NASA米航空宇宙局が、横向きのままでも走ることができる車を開発した。

その車は、モジューラー・ロボテック車両(Modular Robotic Vehicle)以下MRV。

電気でモーターを動かして走行する、電気自動車だ。

NASAが開発! 縦列駐車も簡単!真横にだって走れる電気自動車

このMRV、普通の電気自動車と異なる点は、4本のタイヤが独立しているということ。それぞれのタイヤが180度回るようになっているため、360度あらゆる角度に走ることができるのである。

車両は2人乗りで、一回の充電で100キロの走行が可能となっており、最高時速は時速70キロだ。

月面や火星といった惑星探査の技術が使われており、氷の上でも自在に走ることができるように設計されているという。

 

実際に走行している動画がこちらだ

動画:YouTubeより『NASA tests experimental vehicle which can spin on the spot』


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NASAが開発! 縦列駐車も簡単!真横にだって走れる電気自動車

こちらがNASAが開発したMRV

NASAが開発! 縦列駐車も簡単!真横にだって走れる電気自動車

こちらが運転席。運転は普通の車とほとんど変わらない

NASAが開発! 縦列駐車も簡単!真横にだって走れる電気自動車

直接ハンドルを握らなくても、遠隔操作で走らすことが出来る。

NASAが開発! 縦列駐車も簡単!真横にだって走れる電気自動車

タイヤが真横を向くので、十列駐車も簡単にできる

タイヤの細かい向き等は、コンピューターが処理をして、4個のモーターに命令が送られ姿勢を制御するようになっている。

NASAによると、ハンドルを握って運転をしなくても、遠隔操作で走行が可能となっており、将来的には人間が操作しなくても自律走行が出来るようにすることも可能だろうとのこと

自動車と言うよりは、遊園地の乗り物のように見えてしまうが、狭い道や駐車スペースが限られている都市部には、もってこいの電気自動車ではあるだろう。

特に販売などの予定はないようだが、新世代の自動車向けに、このMRVのプラットホームを公開するとのこと。

via:dailymail(英語)

 

この様な、従来とは異なる、新しい自動車は、GoogleやAppleも既に開発を進めている。
昔イメージした、車が空を飛んだり透明のパイプの中を走るといった時代は、もう少し先のようだが、人間の操作を必要としない自動走行をする車や、自由に方向転換する車は、もう試作段階では既に完成している。

近いうちに、そういった新しい勢力が、車業界を席巻する日が来るかもしれない。

 

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