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車に潰された手を損傷&火傷した87歳男性 一時的に手を腹部に移植し回復へ!

   

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アメリカ・テキサス州の病院で、珍しい手術がおこなわれた。その手術は、損傷した手を一時的に腹部に移植するというもの。

手術を受けた男性は、フランク・レイエス(Frank Reyes)87歳。

フランクは、農場でトレーラーのホイール交換をしていたところ、ジャッキが外れトレーラーに左手を押しつぶされてしまったのである。さらに災難は重なる。その日の気温は猛暑で太陽に長時間さらされていたトレーラーの車体は高温になっていたのだ。

事故から30分後に救出されたときフランクの左手はひどく損傷するとともに火傷によって皮膚や腱などの組織がダメージを受けていたのだ。

車に潰された手を損傷&火傷した87歳男性 一時的に手を腹部に移植し回復へ!

医師のアンソニーエコーとフランク・レイエス

ヒューストンメソジスト病院に運ばれたフランクだったが、従来の方法では、命を救うためには左手を切断するしかない状態だったという。しかし、担当した医師アンソニー・エコー(Anthony Echo)が、思い切った方法を提案する。

それは、一時的に損傷した左手を腹部に移植。腹部から左手に血液供給をさせ、左手がある程度回復した時点で皮膚移植をおこなうという方法だ。

この提案を聞いたフランクの娘ケーシー・レイエス(Casey Reyes)は「その話を聞いたときSF映画かなにかだと思ったわ。あまりにもクレイジーだったけど、父のために承諾をしました」と語る。

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車に潰された手を損傷&火傷した87歳男性 一時的に手を腹部に移植し回復へ!

腹部に移植された左手

車に潰された手を損傷&火傷した87歳男性 一時的に手を腹部に移植し回復へ!

左手はお腹を触るような形で接続されている

車に潰された手を損傷&火傷した87歳男性 一時的に手を腹部に移植し回復へ!

腹部からの血液供給を受けて回復した左手は人差し指こそ戻らなかったが、皮膚移植を行うことができるようになり、切断することなく回復した

こうして、腹部に移植された左手は3週間その状態で維持され、その後皮膚移植がおこなわれた。

完全に損傷していた人差し指は、回復させることができなかったが、フランクは左手を切除することなく現在回復中にあるという。

 

via:dailymail(英語)

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