約1万年前、南米に生息していた巨大アルマジロ(グリプトドン)の化石を発見!
アルゼンチン・ブエノスアイレス近くの農場で巨大な化石が発見された。
その化石の直径は1メートルほどで球体に近い形状をしていた。化石の正体は、なんと約一万年前の南米に生息していた巨大なアルマジロの化石だというのだ。
古代の巨大アルマジロ「グリプトドン」の化石発見!
発見者は、農家のホセ・アントニオ・ニーバス(Jose Antonio Nievas)。川岸で3フィート(約1メートル)ほどの奇妙な物体を偶然発見したのである。
ホセの妻レイナ・コロネル(Reina Coronel)が、取材に答えた内容によると、ホセは当初その奇妙な物体は恐竜の化石だと思っていたそう。
しかし、発見された化石には爬虫類のようなうろこ状の模様があったのだ。また大きさは約1メートルと恐竜の卵としてはあまりに巨大なものだったのだ。
この化石について、バナディーノ・リバダビア自然科学博物館の古生物学者アレハンドロ・クラマーズ(Alejandro Kramarz)は「それは、グリプトドンの化石で間違いありません。」と主張する。
また、ロンドン自然史博物館のエイドリアン・リスター(Adrian Lister)も「私も本物であると思います。」と語っている。
グリプトドンとは?
グリプトドン(Glyptodon)とは、500万年前から1万年前の南米大陸で繁栄した全長1~3メートルの巨大な生物である。現在のアルマジロに近い生物とされ、その見た目もアルマジロを巨大化させたような姿をしていた。
背中の鎧も天敵から身を守るために使用したと考えられており、比較的温厚な草食動物だったという。
今回発見された、グリプトドンの化石は約1万年前のものとされている。
via:dailymail(英語)