感じる重さは1/10!! 通常の10倍の重さを持ち上げられる「ロボメイト」
2015/07/29
軍事用や介護用など様々な目的で、現在各国が開発しているパワードスーツ。
先月、ドイツのロボット会社フラウンホーファーIAO(Fraunhofer IAO)が、工場労働者向けにつくられた新型のパワードスーツ「ロボメイト(Robo-Mate)」を発表した。
ロボメイトは、重労働の工場労働者の負担軽減目的で開発されたもので、専門家は車の解体や修理など人間の手によって行わなければならない。ロボメイトはその負担を軽減することができるという。
上半身から足の太ももまでをカバーするようになっており、重い荷物を持ち上げる際やしゃがみこんだ時の負担を、このロボメイトによる外骨格がカバーするようになっている。
フラウンホーファーIAOのプロジェクトリーダー、カルメン・コンスタンチネスク(Carmen Constantinescu)は「使用者は、この外骨格の助けを借りて、重量15キロのオブジェクトを持ち上げるとき、1.5キロほどに感じるようになっている」と語る。
こちらが動画
動画:youtubeより『Prototyp Robo-Mate Exoskelett』
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規格が統一された自動車の製造などは、動作をプログラムされたロボットによって大部分がおこなわれる。しかしイレギュラーな対応や、個別の動作などに対しては、どうしてもロボットでは行うことができない。そんな人間の重労働の負担を軽減するこのパワードスーツは非常に有効なツールと言われるが、将来的には、やはり軍事目的などの分野でも活躍することになるのだろう。
via:dailymail(英語)