Googleの自動運転車(グーグルカー)、遅すぎて警察にパクられる!
前月から今月上旬にかけておこなわれた「東京モーターショー2015」。環境に配慮したエコカーと合わせて、いよいよ現実味をおびてきた自動運転自動車が注目を集めた。
しかし今週、アメリカでGoogleの自動運転車(以下グーグルカー)が、警察官によって路肩に停車をさせられるというアクシデントが発生した。
速度が遅いとして警察官に止められたグーグルカー
そのアクシデントは、アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレー・マウンテンビューにある道路で発生した。
その道路は、制限速度35マイル(約56キロ)と定められていたのだが、グーグルカーがあまりにもゆっくり走っていたために、交通の妨げになるとしてバイクで監視していた警察官によって路肩によせられたのである。
その画像をGoogleのグーグルカー開発チームがGoogle+にアップした。
警察官に停止をうながされたとき、グーグルカーは安全上の目的から制限速度よりも少し遅い時速25マイル(約45キロ)に設定して走行していたそう。
交通の妨げになるというほど遅いわけではなくスピード違反もしていなかったため、注意を受けただけで切符を切られることはなかったという。
その後、警察側も相手が人間が運転していないグーグルカーだったことから声明を発表。「カリフォルニア州法で制限速度を超える車はもちろんのこと、交通の妨げになる恐れのある遅い車も停車させることができると定められているため、警察官の行動は合法である」と発表している
将来的に自動運転車が実用化され身近なものになると、このようなことが多発するのではないだろうか。制限速度を当たり前のように超えて走る一般車がある一方、後ろの車から煽られようがクラクションを鳴らされようが制限速度を厳守する自動運転車。両者の間で道路走行に関して間違いなくストレスが発生することだろう。
via:dailymail(英語)