見た目はアレだがすごい奴! 中国の四足ロボットが134キロ歩行しギネス記録
2016/10/31
2015年11月1日、中国の重慶大学で制作された「ウォーカー1号(行者一号)」というロボットが、ギネス世界記録に認定された。
ウォーカー1号は四足歩行をするロボットで、ギネスの「四足歩行ロボットの最長歩行記録」に挑戦したのだ。
このロボットは、重慶大学の李清都教授率いるチームが制作したもので、アルミニウムと炭素繊維でできた4つの脚がバッテリーによって稼働する仕組み。コンピュータープログラムにより自動で歩くことが出来る。高さは1.2メートル、足の長さ91センチ、重量は10.26キロある。
こちらは、野外で試運転をするウォーカー1号の動画
動画:youtubeより『Robot đi bộ của Trung Quốc phá kỷ lục thế giới』
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ギネスブックのルールガイドでは、ロボットの歩行に車輪を使用することは禁止、挑戦開始後の充電もしくは燃料補給は禁止などの制限がある。それにも関わらず、ウォーカー一号はなんと134.04キロの歩行に成功したのだ。
挑戦は、室内に設けられた一周95.39メートルのコースでおこなわれ、1405周を歩行。時間にして54時間34秒も歩行し続けたのである。
これまでの最長記録は、2011年にアメリカのコーネル大学が製作したロボット「レンジャー(Ranger)」の65.15キロだったので、ウォーカー1号は、全記録の倍以上も歩いたことになる。
製作者には、ギネスワールドレコードから世界記録の証明書が授与された。
via:Guinness World Records(中国語)