NASAが宇宙飛行士とともに火星へ向かうロボット「ヴァルキリー」を開発中!
2015/12/02
以前、ロシアが火星に人間を送る前の先発隊として宇宙飛行サルを訓練中という記事(過去記事:『ロシアが、2017年までに火星への宇宙旅行をさせるサルをトレーニング中!』)を執筆したが、宇宙開発でロシアとしのぎをけずるアメリカも負けてはいない。
アメリカは、火星へのミッションをおこなう宇宙飛行士のサポートをするヒューマノイド型ロボットの開発を現在おこなっているのである。
火星ミッションのサポートをおこなうヒューマノイドロボット「ヴァルキリー」
そのロボットは、「ヴァルキリー(Valkyrie)」という名前のロボットで既に数年前から開発をされている。現在は提携しているノースイースタン大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)とともにロボットの器用さや人工知能の開発をおこなっている段階だという。
ヴァルキリーは高さが6.2フィート(約190.センチ)、重量が275ポンド(約125キロ)。人間のように動作することが可能な構造となっており、3Dマップを構築するための光学カメラセンサーも搭載されている。また、胸の部分にはアイアンマン風の光るエンブレムもついている。
現在はバックパックのバッテリーによって約1時間稼働する
NASA宇宙技術ミッション本部の準管理者スティーブ・ユアツェク(Steve Jurczyk)は「人間とロボットの共同作業は、火星への旅に必要な能力で、とても重要です。」と語る。
また、NASAジョンソン宇宙センターのロバート・アンブローズ(Robert Ambrose)は、「人間にはリスクが高すぎる雑務が数多くあります。それをロボットが宇宙空間に出ておこなえば、人間の命は守られます。」と語る。
こちらが動画
動画:youtubeより『 Valkyrie: NASA’s new superhero robot』
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中国も宇宙用のロボットを開発中で、先週発表をおこなった
宇宙ミッション用ヒューマノイドロボットは、今回のヴァルキリーが初めてでは無い。
NASAは以前から、このようなロボットの開発をおこなっていた。
また、中国も宇宙ミッション用ヒューマノイドロボットを開発中で、中国の宇宙機関から委託を受ける中国航天科技集団公司は、先週アイアンマンそっくりなカラーリングのロボットを発表している。「シャオシン(Xiaotian)」と呼ばれるロボットで英語表記では「リトル・スカイ(Little Sky)」だそう。
via:dailymail(英語)