これが本当のイエス・キリストの姿!?　最新の技術でその容姿を再現！

イエス・キリストの姿として多くの人がイメージするのは、白人風の容姿に薄茶色の長い髪の毛をした姿ではないだろうか。

しかし、最新の技術によって、2000年前のイスラエルに住んでいたとされるキリストの容姿が再現された。その姿は現在多くの人がイメージするキリスト像からは、かけ離れた姿だったようだ。

最新技術によって再現されたイエス・キリストの姿

イエス・キリストの姿を再現したのは、元マンチェスター大学の研究者で医療アーティストのリチャード・ニーブ(Richard Neave)。彼は犯罪捜査などで使われるフォレンジック技術という技術を使用して、骨格の再現をおこなった。

しかし、イエス・キリストの遺体は現存していないため、イエスが住んでいた当時のイスラエル・ガリラヤ地域に住んでいた複数のユダヤ人の頭蓋骨を元に、コンピューターを使用して平均的な骨格を導き出したのである。

さらに、イエスが30歳頃まで大工として野外で仕事に従事していた経歴、聖書学者の意見などを集め、法医学と考古学的証拠を元にその容姿を再現したのだ。

 

その結果、本当のイエス・キリストの容姿は、広い顔と薄茶色の瞳を持った容姿。短い巻き毛に髭を生やした浅黒い見た目だったという。また身長は約150センチほどだったとみられている。

イエス・キリストの容姿として、長らく描かれている宗教画は西洋文化の影響を大きく受けているのは確かなようだ。

骨格などから分析できない髪型については聖書学者の意見などから再現された。しかし、イエスの髪型が短髪だったということは、イエスの遺体を包んだとされる「トリノの聖骸布」に矛盾することとなり、聖骸布の捏造説を裏付けるものとなる。

 

はたして、本当のイエスはどのような姿をしていたのだろうか。

 

via：PM(英語)

 - サイエンス イエス・キリスト, 再現, 本当の姿, 聖骸布