カリフォルニア州のアシカが記憶障害に!? 原因は藻が発生させたドウモイ酸
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アメリカ・カリフォルニア州のアシカが、記憶障害によって異状をきたしているという。
その原因は、海水中に大量発生した藻が生成するドウモイ酸という毒性物質だという。
藻によってアシカが記憶障害に陥っている
記憶障害による異状が現れているのは、カリフォルニア州に生息しているアシカ。
カリフォルニア大学デービス校の研究者とサウサリートの海洋哺乳類センターは、アシカの行動試験や脳のスキャンなどから研究をおこなっている。
原因物質は毒性物質のドウモイ酸
このアシカの原因は、藻類が生成するドウモイ酸だと研究者は主張している。
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ドウモイ酸は藻類が生成する毒性物質で、短期記憶の喪失や脳障害などに影響を与える神経毒である。
通常は、有害になるほどの濃度になることは無いが、近年ワシントン州やカリフォルニア州の海岸で赤潮の多発が報告されているのだ。藻類が生成した大量のドウモイ酸を小魚や貝類が摂取。ドウモイ酸を蓄積した小魚や貝類をアシカが食べることによって、アシカたちに記憶症状の異状が発生しているというのだ。
赤潮は、生活排水などに含まれるリンや窒素が海に流出し、海が栄養過多になることで発生する。今回異状が現れたのはカリフォルニア州のアシカであるが、貝や魚を食べるのはアシカだけでは無い。事態が深刻化すれば環境汚染が人間に影響を与えるリスクもあり、その問題が懸念される。
via:dailymail(英語)
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