ロシアが、2017年までに火星への宇宙旅行をさせるサルをトレーニング中!
2016/10/31
人類が月面に立ってから46年。人類は、次の目標として赤い惑星火星の地を踏むことを目指している。。
そんな今。ついにロシアが、人類を火星に送る前の先発隊として、サル(アカゲザル)に火星へ送るためのトレーニングを開始した。
そのサルへの訓練をおこなっているのは、イネッサ・カズロフスカヤ(Inessa Kozlovskaya)率いるロシア科学アカデミーの科学者たち。現在4匹のアカゲザルが毎日訓練を受けている。
こちらが動画
動画:dailymailより『Russian mission to Mars to be conducted by space monkeys』
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訓練は、ジョイスティックの操作をおこなえるようにする為のもので、画面に表示される対象にカーソルを合わせるというもの。成功すると、ご褒美としてジュースが与えられるようになっている。その後、パズルや簡単な数学の学習もおこなうという。
訓練を受けているアカゲザルは、毎日このようなトレーニングは3時間おこなっている。
アカゲザルの寿命は25年ほどで、適切に訓練をすすめれば、火星への宇宙旅行に十分な可能性があるという。科学者たちは2017年までに火星に向けてロケットを打ち上げることを計画している。
人類が、初めて宇宙遊泳をおこなった際にも、動物たちが先に宇宙を経験している。初めて宇宙空間を体験した霊長類は、アメリカのV-2ロケットに1948年6月に搭乗したチンパンジーのアルバート(Albert)だった。その時の実験で、アルバートは窒息により死亡。その一年後に宇宙へ行ったアルバートⅡ(AlbertⅡ)は、ロケットは無事帰還したものの衝撃により死亡。その後、1961年にハム(Ham)が無事に宇宙から帰還したことによって人類の宇宙への道が切り開かれたのである。
火星への宇宙旅行となると、地球を出発してから火星に到着するまで6ヶ月間の旅となる。果たして、4匹のアカゲザルは人類の夢のために、実験を成功させることはできるのだろうか。
via:dailymail(英語)