エニグム(ENIGME)

不思議かつ知的好奇心をくすぐられる情報や海外ニュースを紹介するニュースメディアです。

ムダ知識が人生を豊かにする!

ネアンデルタール人は馬鹿じゃない? ネアンデルタール人が作ったアクセサリー発見!

      2015/03/17

スポンサーリンク

ネアンデルタール人,アクセサリー

我々に非常に近い種族で絶滅してしまったネアンデルタール人
今まで、我々ホモサピエンスのような知能は持っていなかったと考えられいた。

しかし、約100年ほど前にクロアチアで発掘された、オジロワシのかぎ爪によって、その神話が変わる可能性がある。
かぎ爪を調べたカンザス大学の発表によると、そのかぎ爪は13万年前のもので、何かのマークが彫られており、研磨されていた痕跡がある。
そのことから、宝飾品として加工されたのだ。という

ネアンデルタール人,アクセサリー
研究共著者のデビット・フライヤーは「我々が考える以上に複雑で洗練された知能を持っていた可能性がある」と述べている。

オジロワシの骨が発掘されたのは、クロアチアのクラピナにあるネアンデルタール人遺跡。
1899年に古生物学者のドラグティン・ゴルヤノヴィッチ=クランベルガーがクラピナ郊外にあるヒュシュニャクと呼ばれる丘で約800もの化石を発見した場所だ。

このかぎ爪もその時に見つかったものなのだが、最近になって人為的な加工の跡が発見されたのだ。

スポンサーリンク
オジロワシ

オジロワシ 出典:wikipedia

デビット・フライヤーによると
ネックレスやブレスレットなどの宝飾品の一部とみられ、少なくとも8万年以上前のもので、我々の祖先がヨーロッパにやってくる前の年代であることから、間違いなくネアンデルタール人が作ったものであるとのこと。

かぎ爪のような小さいものを加工するには高度な知能と技術が必要であり、またこれまで宝飾品とみられる痕跡は見つかっていたかったことから、素晴らしい発見だと語っている。

出典:カンザス大学(http://news.ku.edu/2015/02/12/neanderthal-jewlery-discovery-sheds-new-light-cognitive-abilities-human-predecessors)

 

今回の発見の他にも、ネアンデルタール人の知能は高かったとする説はある。

ネアンデルタール人の化石とともに大量の花粉が発見され、死者を埋葬した際に花を副葬品として供えていることから死者を弔う気持ちを持っているという説

頭蓋骨から我々ホモサピエンス以上の脳容量などから我々と変わらない知能を持っているとする説などである。

 

また、2010年には、アフリカ以外の現代人に1~4%のネアンデルタール人遺伝子が混入しているという研究発表がされた。つまり、約3万年前に絶滅したネアンデルタール人の血を受け継いでいるというのだ。さらに、去年の研究で、6万年ごろにホモサピエンスとネアンデルタール人が混血した可能性が高いと発表され、白い肌の色や、金髪、青い目などは、ネアンデルタール人から受け継いだ可能性が高いというのである。

 

新しい情報が入り次第追って報告する。

 

スポンサーリンク

 - サイエンス , , , , , ,