ストーンヘンジから1.6キロ地点で第二のストーンヘンジ発見 レーダーで判明
イギリスのストーンヘンジから、わずか1.6キロの地点で第二のストーンヘンジが発見された。
そもそも、ストーンヘンジとはロンドンの西約200キロの位置に存在する巨大な石のサークルのことである。いつ誰が何のために建設したのかも解明されていない遺跡で、現在のイギリス人がグレートブリテン島にやってくる以前から存在していたとされている。
そんなストーンヘンジのすぐそばで、第二のストーンヘンジが発見されたのだ。なぜ今までその存在が明らかになっていなかったかというと、当時建てられたはずの石が倒れ、地下3フィート(約1メートル)の地中に眠っていたためである。
この石の存在が最近になって地中レーダによって明らかとなり、それらが複数にわたって連なるように建てられていたことが判明したのである。
石の大きさは、高いものでは15フィート(4.6メートル)もあり、90石以上もあったというのだ。
この歴史を揺るがす大発見に、ブラッドフォード大学のヴィンス・ガフニー(Vince Gaffney)は「今回の発見は、本当に驚くべきことです。世界のどこにもこれほどまで大規模なものは存在しません。」と語る。ヴィンスら研究者は、これらのストーンヘンジが儀式的な祭事をおこなう目的で作られた可能性が高いと推測しているが、はっきりとした解明はされていない。
また、今回発見された第二のストーンヘンジが、ストーンヘンジから1.6キロという近距離で発見されたことから、当時はその二つがつながっていた可能性も考えられるという。
via:dailymail(英語)