700年前の聖書の挿絵に、スターウォーズのヨーダが描かれていた!?
今年、新作が公開されるスターウォーズ。
その、スターウォーズシリーズの中に登場する有名なキャラクターが、なんと今から700年も前に書かれた書物に描かれていたというのだ。
そのキャラクターというのが、あのヨーダだ。
エピソード4.5.6の主人公ルーク・スカイウォーカーに、ジェダイの騎士としてのフォースの使い方を教えた師匠である。
それがこちら
体の色、大きな耳、そして着ている衣装といい、もうヨーダ以外の何者でもないように見えてしまう。
この挿絵を発見したのは、歴史家のダミアン・ケンプ(Damien Kempf)とマリア・ギルバート(Maria L. Gilbert)。
このヨーダらしき挿絵が、描かれていた書物は、1340年頃に書かれたとされる聖書で、大英図書館の館長ジュリアン・ハリソン(Julian Harrison)によると、旧約聖書に登場する古代イスラエルの士師サムソンの物語の中に描かれている。
サムソンは、異教徒を倒すため神から超人的な力を与えられた人物で、物語はそのサムソンがイスラエルの民と神のためにペリシテ人と戦うという内容。
このヨーダらしき人物は、この物語のどの登場人物にも当てはまらないという。一体誰で、なぜこのような容姿なのかまったくもって分からないというのである。しかもこのイラストが描かれているのはページ上部の中心。
なにか意味があるようにも思えるのだが、現状分かってはいない。
ちなみにヨーダ自体は、ヨーダのデザインを手がけたスチュアート・フリーボーン(Stuart Freeborn)が、自分の顔とアインシュタインをミックスしたという説が有力だが、そのほかにも日本の人物をモデルにしているなど諸説ある。
果たして、今回発見された700年前のイラストと、スターウォーズのヨーダは偶然の一致なのであろうか。謎は深まるばかりだが、今年公開の新作映画は、非常に楽しみである。