7倍の速度で皮膚が成長! ハーレクイン魚鱗癬の女性 世界で初めて母親へ
2015/11/18
皮膚が通常の7倍という速度で成長するハーレクイン魚鱗癬(ハーレークインぎょりんせん)という病がある。
先天的な症状で、急成長する皮膚によって肌がボロボロと剥がれ落ち、皮膚から細菌が入り込み合併症を引き起こすため、通常は生まれてまもなく命を落としてしまう病気である。また治療法も無い不治の病だ。
しかし、ハーレクイン魚鱗癬という障害をもって生まれながら、母親になった女性がアメリカにいる。
その女性はアメリカ・アーカンソー州で暮らすステファニー・ターナー(Stephanie Turner)23歳。彼女はアメリカのハーレクイン魚鱗癬患者で最高齢の女性でもある。
彼女が出生時、母親のドナ(Donna)は医師に「この子は一日として生きることができない」と言われたそう。しかし、周囲の予想を裏にステファニーは、命を落とすことなく順調に成長したのである。
そして2年前、ステファニーは長男ウィリー(Willy)を出産した。ハーレクイン魚鱗癬患者が出産するのは、これまでに前例のないことであり不測の事態も予想されたが、ウィリーは健康な体で誕生したのである。
さらに4か月前、長女オリビア(Olivia)を出産し、ステファニーは2児の母親になったのだ。
何故、ステファニーが健康に生活をおくり、出産することまでできたのかは、詳しくは分かっていない。
しかし専門家によると、ステファニーの肌が非常にタフであることと、こまめに肌に塗っている保湿クリームのおかげではないかという。
こちらは動画
動画:dailymailより『Stephanie Turner has the rare condition Harlequin ichthyosis』
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via:dailymail(英語)