やっぱり中国はスケールが違う! クレーンでラクダ1頭を丸ごとバーベキューに
日本でも地域のフェスティバルなどで、何メートルもある鍋を使って芋煮やパエリアを作るイベントが開催され、テレビのニュースなどで取り上げられることがある。
しかし、中国はやはりスケールの大きさが違う。
なんと巨大なラクダを大型クレーン車をつかって、丸々1頭バーベキューにしてしまうというのだ。
4月3日に、中国北西部の新疆(しんきょう)ウイグル自治区で開催された観光フェスティバルの「アプリコット観光祭」でそれはおこなわれた。
調理されたのは450キロもあるラクダ。
まずこの巨大なラクダをワイヤーでクレーンに吊るす。
そして、36種類のスパイスやコショウ、卵などをブレンドしたという謎の黄色いソースをラクダ全体に塗る
ラクダを焼くのはこちらの巨大釜。この特製の釜は、この日のために5日間かけて作られた。さらに48時間の予熱をおこなう。
「食」に対するの執念が感じられる。
ラクダが焼き上がったらそのままクレーンで盛りつけ台に移動させる。
午後2時ラクダが焼き上がる。調理に時間がかかりすぎ、昼食帯は逃す。
ラクダのバーベキューを求め、多くの群衆で賑わうアプリコット観光祭。
こちら(写真右)が四代目グリル・マスターのミスター・ホプル(Hopur)
彼は語る。「私は3日間寝ていない。特製の釜を作るところから今日まで本当に大変だった。だが、ラクダに喜ぶ客を見て非常に満足だ!」と
驚くべきことに、このアプリコット観光祭は、なんと10日間もおこなわれるという。
4月3日から12日まで続けられるのである。
そして地元のシェフは、今回のラクダの丸焼きへの好評を受けて、この祭りにラクダ20頭を追加することを決めたというのである。
祭りは現在も開催中。四代目グリル・マスターの眠れない日々はまだまだ続きそうだ。
via:dailymail(英語)、人民日報オンライン(中国語)、 天山ネットワーク(中国語)