甲羅の85%を失ったカメ、3Dプリンター製の特注の甲羅を手に入れる
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第三次産業革命を巻き起こすとして、注目を集めている3Dプリンター。
そんな最新技術が、一匹のカメの命を救ったという。
甲羅の大部分を失ったカメのフレディ
ブラジルで一匹のリクガメが保護された。そのリクガメには、フレディ(Freddy)という名前が付けられたのだが、深刻な問題を抱えていた。
フレディは森林火災の被害にあったようで、甲羅の大部分を失っていたのである。
そのケガは甚大で、なんと甲羅の85%が体から剥がれ落ち、内部組織がむき出しの状態だったのだ。
3Dプリントで新しい甲羅を作成
そんなフレディのために、サンパウロに拠点を置くボランティア団体が立ち上がった。
団体のメンバー、シセロ・モラエス(Cicero Moraes)によると、3次元コンピュータ画像を構築し、甲羅の形状を設計、そのデータを元に3Dプリンターで出力したという。
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作成した甲羅にペイントを施し、以前のような姿を取り戻したフレディ。
彼は3Dプリンター製の甲羅を手に入れた世界初のリクガメとなった。
爬虫類であるカメは、脱皮を繰り返して体とともに甲羅が成長する。
今回制作された3Dプリンター製の甲羅が、どの程度の期間もつのか、交換が必要なのかは語られていないが、映像を見る限り最悪の状況は脱したように見える。
こちらは動画。
動画:youtubeより『Tortoise Gets Hand-Painted 3D Printed Shell After Surviving Forest Fire』
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via:boredpanda(英語)
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