感染すると共食いしてしまう！　恐怖のゾンビ寄生虫が発見される！

このたび、イギリス・リーズのクイーンズ大学と南アフリカのステレンボッシュ大学が調査結果を王立協会オープン・サイエンス(Royal Society Open Science)で研究成果を発表した。

その内容は、Pleistophora mulleriという寄生虫に寄生されたエビは、食欲旺盛となり、自分の子どもである稚エビをも積極的に食べるように変化してしまうというのだ。

まさに共食いを誘発させるゾンビ寄生虫だ。

研究者は北アイルランドに生息するエビ（Gammarus duebeni celticus）にて、それを確認した。

研究者のアリソン・ダン博士はこう言う。『何者かに寄生されることにより、共食いの影響をがでることを突き止めた最初の研究だ。』と

 

出典：デイリーメール（http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3001543/The-zombie-parasite-turn-shrimp-frenzied-CANNIBALS.html）

 

 

寄生虫による行動の変化は、実は既に人間でも発表されている。

トキソプラズマ・ゴンディ（Toxoplasma gondii）による精神疾患などの脳への影響だ。

 

このトキソプラズマ・ゴンディは、生肉や土の付いた野菜や猫の糞便から人間に感染し、3人～4人に一人は持っていると言われている。

妊娠中の女性などを除き、健康に致命的な影響を与えることはないと言われているが、精神疾患などの原因となっている可能性があるというデータが発表されている。

脳内のドーパミンの分泌に影響をあたえ統合失調症などの精神疾患をまねく。そして自殺をする可能性を高めるというのである。

また判断能力にも影響がでて、咄嗟の判断ができなくなり、交通事故なども誘発している可能性があるということが、最近の研究で判明した。

つまり、自分では気づいていないうちに、あなたも既に寄生虫による脳が乗っ取られている可能性があるのである。

 

映画や小説などの中だけの存在であったゾンビによる世界の終焉が、このような寄生虫から現実になってしまう日が来るかもしれない。

 

参考：国立感染症研究所（http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/3009-toxoplasma-intro.html）

 

 

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