汚すぎ! あまりの臭さに、検査官が検査を諦めた家
夕方のニュース番組や特番などで「片づけられない女」や「汚部屋」と称し、ゴミ屋敷特集をたまに見かけるが、今回紹介する家はそんなものではない。
ゴミ屋敷というより、汚物屋敷といった方が適切だろう。
それは、去年の6月のこと、地域の住民からの「あまりにも不衛生な環境で動物を飼育しており動物虐待にあたる」との通報によりRSPCA(英国動物虐待防止協会)の検査官が問題の家に訪問した。
しかし、鼻をつく強烈なアンモニア臭に耐えかね、動物たちの救出は不可能。本格的な立ち入りを行うことができなかった。
家には、犬31匹、猫7匹、モルモット4匹が、劣悪な環境で飼育されていた。
糞尿から強烈な悪臭がはなたれ、小さな小窓があるくらいで、ほとんど換気がされていなかった。
廊下は動物の毛と糞尿で埋まっており、リビングには尿の水たまりができていた。また家の奥に猫専用の部屋があるのだが、窓辺部分は糞がやまずみになっており、猫はおびえたように古い椅子の中にかたまっていたという。
当然動物は健康に異常をきたし、常に糞や尿に上にいるため、ただれた皮膚が腐り、歯は深刻なダメージを受け、目などに感染症をおこしていたという。
しかし、最も驚くべきなのは、このとてつもない環境に、飼い主が生活していたという事実である。
それが、飼い主のジェーン・ハーディング(June Harding)46歳とその夫のポール(Paul)45歳だ。
この二人は、イギリスのトーントン治安判事裁判所にて動物虐待などの罪で裁かた。
夫のポールは16の罪で2月11日に妻のジェーンは2月16日に有罪となった。
夫婦には10年間動物の飼育を禁止する判決が出されたものの、すぐに控訴書類を提出した。
問題の動物達はというと、無事RSPCAによって保護をされた。
出典:dailymail(http://www.dailymail.co.uk/news/article-2990065/Cruel-couple-kept-dozens-dying-diseased-animals-conditions-appalling-inspectors-call-visit-stench-ammonia.html)