これからの戦争が変わる!? 戦車型のドローン「ドローンタンク」!!
2017/05/05
最近何かと話題のドローン。そんなドローンだが、このたびアメリカ軍が戦車型のドローン「ドローンタンク」の新型車両「リプソー」(Ripsaw)を公開した。
現在、既に試験車両は完成しており、テストをおこなっているという。
移動はもちろんのこと、遠隔操作で重火器の発射やリロードまで、全てを遠隔操作できる。
試験段階の制御範囲は半径1キロ。敵国や過激な紛争地域など、兵士を送り込むことが困難な地域での活躍を想定しているという。
動画:youtubeより『Ripsaw for 2015 ridiculous drifting destruction Ken Block Hoonigan style HD』
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状況にあわせて、弾薬のタイプを致死性のものから、威嚇などの際に使用する非致死性のものに換装することも、遠隔操作で可能となっているという。
兵器の開発および研究をしている技術センターのボブ・テスタ(Bob Testa)は 「遠隔操作を使わずに、完全に自律するようにすることも技術的には可能だが、事故が起きた場合の責任や倫理的な問題から、それがおこなわれることはないだろう」と語る。「軍の指導者が「戦争は人間の努力」と繰り返し訴えていることからも、そうはならない」とした。
実際、防衛指令において「人間のコントロールの無いロボットによる自治や、生死を決める判断をおこなうことは禁止する。」と2012年11月に発表されている。
今回の「リプソー」を含め「ドローンタンク」は人間の操作で動かすとは言うものの、現在既に運用されている爆撃無人機についても遠隔操作をするパイロットがゲーム感覚のように、軽い気持ちで攻撃をしてしまっているといった問題が既にあがっている。
また、無人の兵器を保有する先進国による一強多弱の世界が今後一層拡大することが懸念される。
via:dailymail(英語)