人口増加による食料問題や環境問題 すべての解決策は人類の小型化!?
日本では、将来的に人口の減少が問題となっているが、全世界で見ると人口は爆発的に増加している。現在の全世界の人口は70億人を超えているが、1万年前はわずか100万人しかいなかった。
この人口増加により、人類は食料問題や資源の枯渇、深刻な環境汚染が生じると考えられており、すでに中国の大気汚染や石油の埋蔵量減少などその兆候が見られている。
そんな人口増加による人類の危機を回避するため、オランダ人アーティストが驚くべき解決策を提案している。それは人類の小型化。
人類の危機を回避する解決策「人類の小型化」
人類の小型化を提唱しているのは、アルネ・ヘンドリクス(Arne Hendriks)。彼は、現状のまま地球の人口が増加すれば、社会は持続不可能になると主張する。
さらに、その解決策は人類の小型化で、人間を身長50センチの鶏ほどのサイズにすれば、現在我々が消費している資源の2~5%の量で済むと語る。
しかし、それには大きな問題がある。それは体が小さくなることと同時に脳も小型化するからだ。
仮に身長が50センチの場合には、脳の大きさはクルミほどのサイズになってしまうのである。
しかし、その問題に対してもアルネは、必ずしも知能が低下するとは限らないと主張している。それは、人類は過去3万年の間に脳の大きさが10%も小さくなっているとの研究データがあるが、実際には人類の知能は向上しているからである。
アルネは、今後降りかかる人口増加に備えて、「人類小型化」が可能かどうか科学的に検証する必要性を訴えている。
発想自体は突飛なものかもしれないが、これが人類と地球同時に救える唯一の方法なのかもしれない。
via:NAUTILIS(英語)