【雷、コワイ】アメリカミズーリ州で落雷、一発で乳牛32頭がやられる
春の嵐により、突然の豪雨と雷が発生しやすい今の季節。アメリカ・ミズーリ州の街も雷に襲われた。
そこで犠牲となったのは農場で飼育されている牛。しかし、一度の落雷で32頭もの牛が命を落としたというのである。
ミズーリ州の街を襲った雷
それが起きたのは先週の土曜日、4月29日のこと。
アメリカ・ミズーリ州カブールで酪農家を営む、ジャレッド・ブラックウェルダー(Jared Blackwelder)は、この日も日課である朝の搾乳のため、午前4時に家を出た。その際、激しい稲妻が周辺地域を襲っていたという。
仕事をしていると、激しい稲光に襲われる。その時のことをジャレッドは「雷がすぐそばに落ちたんだ。明るさのあまり、目を開けることが出来ないほどの雷だったよ」と後に語っている。
仕事を済ませ、彼が丘を移動しているとき、木々の間に牛たちが横たわっている姿が見えたという。そう、その牛たちは決して寝ていたわけではなく、死亡していたのだ。
雷で32頭が一度に命を落とす
ジャレッドが見つけたのは、150頭の群れのうち32頭が、死亡している光景。
そう、ジャレッドが目撃した激しい稲光。その落雷によって感電して亡くなったのである。
今回の様に、落雷で32頭という大量の牛たちが一度になくなるケースはまずない。獣医師によると一度の雷で、6頭以上の牛が死亡するという事例は聞いたことがないというのだ。
牛たちが嵐の暴風雨から逃れるために一か所に集まっていた場所に、雷が直撃したため、今回の大量死を招いたものと思われる。
ジャレッドの損失は、およそ6万ドル(約670万円)という多大なものになってしまった。保険には加入しているものの保険会社の確認が済むまでは、この32頭の亡骸をそのままの状態にしておかなければならないそう。
それが済んだ後には、掘削機を購入し、埋葬してあげる予定だという。
via:dailymail