太極拳の強さを証明する！ 格闘家に戦いを挑んだ太極拳の使い手、10秒で敗北
映画などで、凄まじい戦いを見せる中国拳法。劇中では、重火器すらものともせず、生身の体で敵を次々になぎ倒していくが、本当に中国拳法は強いのだろうか。
そんな疑問に白黒つけるべく、一人の太極拳の使い手が立ち上がった。
太極拳VS総合格闘家
中国拳法の強さを証明すべく立ち上がったのは、太極拳の使い手ウェイ・レイ（Wei Lei）41歳。
彼は、己の鍛え上げた技と太極拳のすばらしさを世界中に知らしめるべく、総合格闘家に試合を挑むことにしたのだ。
太極拳の使い手ウェイ・レイ
中国のメディア「SINA.com」によると、今回の試合は6か月前から予定されていたそうで、4月27日に四川省のスポーツジムで100名の観客が見守る中、試合は行われた。またこの試合の様子はネットでライブ配信も行われ、全世界がその結末を見守ることとなったのだ。
対戦相手はこちらのシュウ・シャオドン（Xu Xiaodong）38歳。彼は「狂人」というニックネームで2007年まで活躍した総合格闘技（MMA）の選手で、現在はトレーナーをしている人物。
対戦相手は総合格闘家のシュウ・シャオドン
動画がこちらだ。
動画：youtubeより『MMA fighter wipes the floor with renowned Tai Chi practitioner』
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向かい合う両者
試合開始。何もできない太極拳は防戦一方
倒れこみ、マウントポジションをとられる
駆け寄るレフェリー
あっけない試合結果。わずか10秒ほどで負けてしまった太極拳の使い手。
試合後のインタビュー
試合後、両者はインタビューに応じている。まず、勝利したシュウ氏は「太極拳なんてやっぱり詐欺だ。太極拳を学ぶには高額な授業料がかかるとか。これは、市民を洗脳して金を巻き上げる詐欺行為だ。」と語っている。
それに対して敗れた太極拳の使い手ウェイ氏は、潔く敗北を認めるも「太極拳が現代の戦いに通用するかと言われたら、そうでないかもしれない。でも我々は太極拳は決して弱くない。詐欺師ではありません。」と語る。
負けたウェイ氏
また、勝者のシュウ氏は中国版Twitterのウェイボーにて、「他のカンフーマスターからの挑戦も受けてやるぞ！」とコメントしている。この挑発的な投げかけに、すでに中国拳法界からは反応があがっており、江南省のカンフーマスターは「私の弟子を送り込んでやる」と言っているそうだ。
今後中国において、拳法VS格闘技の異種格闘が激化するかもしれない。