泥にはまった赤ちゃんゾウ 大人のゾウたちが協力して救出!
南アフリカのクルーガー国立公園で、ゾウの愛情を示す動画が撮影された。
干上がった水場に入ってしまい脱出することができなくなった赤ちゃんゾウを、母親のゾウとその仲間のゾウが協力して救出したのである。
先日、干上がった水場にサイがはまってしまった記事を紹介したように、現在南アフリカは干ばつによって水場が干上がり、動物たちが水を飲むのも命がけな状況が発生している。
こちらは過去記事:『泥にはまったクロサイを救出せよ! 重機で泥をかき分けクロサイ無事脱出!』
水場から出られなくなったゾウと、救出を手伝う仲間のゾウ
その動画は2015年11月19日に撮影されたもので、サファリツアーの手配やアドバイスをおこなっている「ワイルド・ウィングス・サファリ(Wild Wings Safaris)」がyoutubeに動画を投稿した。
こちらがその映像
動画:youtubeより『Touching video of elephants helping a calf out of a waterhole.』
生後8~10週ほどと思われる赤ちゃんゾウが水場に入ってしまったのだが、陸地までに段差があり自力で這い上がることができずに困っていたのだ。
おそらく今回の赤ちゃんが初めての子どもと思われる若いお母さんゾウは、水場からの上がり方を実践して見せたり、鼻を使って引っ張り上げようとするも、なかなか上手くいかない。
すると、群れの仲間である大人のゾウがやってきて、鼻を使って手伝ってくれたのである。
赤ちゃんは無事に救出され、群れと一緒に去っていったそう。
ゾウの優れた知能と仲間意識を示す映像である。人間が見習わなければならないほど、地域(群れ)で子育てをするという素晴らしい環境を構築している。
via:youtube