現代のホビット? インドネシアのスマトラ島で小人族の生き残りらしき人物目撃
インドネシアのスマトラ島で、小人の方な人間が目撃された。この地をバイクで走行中のバイカーグループが偶然出くわしたのだが、明らかに平均的な人間より小柄な姿をしていた。
スマトラ島で偶然撮影された小人
その映像が撮影されたのは、インドネシアの秘境スマトラ島北端に位置するバンダ・アチェ(Banda Aceh)。バイカーたちのグループが、未舗装の道を走行している時に偶然撮影された。
こちらが動画
動画:youtubeより『HEBOH ! Kaget ada orang telanjang di hutan Aceh』
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突然、先頭を走るバイカーが転倒したのである。そのバイカーの前に立っていたのは、現代人の平均身長と比べて明らかに小柄な半裸の人間。
この動画が公開されると、わずか1週間で330万回再生される事態となった。
小柄な人影の正体はマンテ族?
動画を視聴した一部のユーザーから、森林の住人と呼ばれるマンテ族(Mante tribesmen)ではないかという意見が上がった。
マンテ族とは通常より小型の人間で、警戒心が強く外界の人々から隠れるように暮らしていたと言われている。文献では17世紀に2名のマンテ族が捕獲され、オスマントルコ帝国の皇帝スルタン(Sultan)に献上されたという記録が残っている。しかし、このマンテ族の存在についてほとんどの有識者は、史実ではない神話的なものだと認識している。
今回撮影された小型の人影が、マンテ族なのかは定かではないが、動画でもバイカーに鉢合わせした途端、全速力で逃げて草むらに身を隠している。
周辺地域には昔、小型の人類が存在していた
今回撮影された人影の正体は判明していないが、このスマトラ島が位置する列島地域では、過去に小型の人類が住んでいたという。
2003年に研究者が、今回映像が撮影されたスマトラ島の周辺地域にあたるフローレス島で、5万年ほど前に身長3.5フィート(約1メートル)ほどの人類が生活していた痕跡を発見しているのである。
それは、発見された島名と小人を表すホビットから「フローレス・ホビット(Flores hobbit)」とも呼ばれる存在で、「ホモ・フロレシエンシス(Homo floresiensis)(フローレス原人)」という原始人類。
脳は小型だったものの、直立歩行で行動し道具も使っていたと言われ、今の人間とは別種の存在だったという説もある。
島などの資源が限られた土地では、その環境に合わせて小型化などをする「島しょ矮化」と呼ばれる現象が起きることは、その他動物からも明らかとなっており、それがスマトラ島で発生し、現代まで生き残っていたとしても不思議ではない。現にスマトラ島には現在も数多くの部族が生活している。
via:youtube