背骨グニャリ 重度の脊椎側弯症の女性 10年にわたる治療で回復！
重度の脊椎側弯症（せきついそくわんしょう）と診断されたティーンエイジャーの女性が、治療が終わり10年ぶりにまっすぐに立つことができるようになった。
その女性は、アメリカ・オハイオ州・イーストクリーンブランドに住むエイミー·ブロートン(Amy Broughton)15歳。
こちら脊椎側弯症と診断されたエイミー・ブロートン(画像左)、画像右は当時の状態
彼女は2006年4月、6歳のころに重度の脊柱側弯症と診断された。背骨が通常よりも70度という角度に湾曲していたのである。このままでは体の麻痺や内臓器官への障害といったリスクがあり、その症状は深刻だった。
彼女の父親ニール(Neil)44歳は、「我々は、それまでその病気を聞いたことがなかった。娘の背骨の湾曲はとてもひどく、半分に折り曲げられたかのように見えた」と語る。
エイミーと父親のニール
そのため、これ以上の湾曲を防ぐため、エイミーは4年間にわたって、コルセットを着用することとなった。コルセットは入浴時以外、毎日23時間の着用を義務づけられたという。
彼女がこれまで使用したコルセット
その後、根本的な背骨の湾曲を修正するために、2010年7月にニューキャッスルのフリーマン病院で大手術を受けることとなった。10時間以上にわたる手術の結果、背骨にチタン製の金属棒とネジを挿入。背骨をまっすぐにすることに成功したのである。
手術をおこなうエイミー(画像左)、術後の写真(画像右)
背骨にチタン製の金属棒とネジを手術で挿入した。
そして間もなく16歳の誕生日を迎えるエイミーは、10年ぶりにまっすぐに立つことができるようになった。現在、エイミーは放射線技師を目指して学業に励んでいるという。
via：dailymail（英語）