雪にダイブするキツネ! 見事雪の下に隠れていたネズミをGETする!
アメリカ・ワイオミング州で、キツネのスゴ技ハントシーンが撮影された。
そのキツネは、雪にダイブして体の半分を雪の中に突っ込むような行動をとったのだ。まるで雪遊びをしているような光景だが、キツネは雪の下に隠れているネズミを狩ろうとしているのである。
雪の下に隠れているネズミをハントするキツネ
その光景を撮影したのは、モンタナ州の写真家ドナルド・ジョーンズ(Donald Jones)56歳。彼は、ワイオミング州のイエローストーン国立公園でアカギツネの狩りにカメラを向けていた。
そこは、一面が雪に覆われた白銀の世界。キツネの獲物などどこにもいないように見えるが、実は雪の下に隠れているのだ。
この地に生息しているハタネズミは、普段は地中に巣穴を掘りそこに隠れているのだが、冬が訪れ地面が雪に覆われると地面と雪の間に道を作るのだ。雪で天敵から完全に身を隠せるため、雪の下では割と活発に活動しているという。
そんな、ハタネズミをキツネは優れた聴覚で捕らえるのだ。
撮影者のドナルドは、「キツネはしばらくの間、座っていました。そして慎重に雪に耳を傾け、ハタネズミの位置を確認していたのです。そして、ハタネズミの位置を察知すると、頭から雪にダイブしてハタネズミを捕らえるのです。それはとてもエキサイティングな光景でした。」と語る。
キツネは、ハタネズミの潜んでいる場所を聴覚で察知すると、3フィート(約90センチ)も飛び跳ねて、頭から雪に突っ込む。そして雪の下に潜んでいたハタネズミをピンポイントで捕らえることができるのである。
人間には想像もつかない能力だが、このようにしてキツネは厳しい環境の中でも生き抜くことができるのだ。
関連動画(今回のキツネとは別のキツネが、雪の下のネズミを狩る映像)
動画:youtubeより『Fox Dives Headfirst Into Snow | North America』
via:dailymail(英語)