猿がバスをジャック! 運転手の休憩中に、猿がエンジンをかけて衝突事故へ!
インドで、嘘のような事件が発生したとインドのタイムズ紙「THE TIMES OF INDIA」が報じた。
なんと、野生の猿が運転手が休憩中のバスに侵入。そして、エンジンをかけて衝突事故を起こしたというのだ。
インドで猿がバスジャック?
事件が発生したのは今週月曜日の午後。インドのウッタル・プラデーシュ州の都市バレーリーで運行をしていたウッタルプラデーシュ州道路交通公社(UPSRTC)のバスで起きた。
バスの運転手が、休憩時間に車内で昼寝をしていたところ、野生の猿がバスの中に侵入してきたのである。そして、その猿はどういうわけか、差し込まれたままになっていたキーを回してエンジンを始動させたのである。
エンジンの音に、昼寝をしていた運転手が飛び起きる。そして運転手は猿を運転席から追い出そうとしたのだ。しかし、その際に興奮した猿が運転席で飛び跳ね、ギアがセカンドに入ってしまった。その結果バスが動き出してしまう。
運転手は猿を追い出すことに成功したものの、時すでに遅し。バスは停車中だった2台の自動車に衝突する衝突事故を起こしてしまったのだ。
スピードは出ていなかったため、幸いケガ人が出ることはなかったようだが、猿恐るべしである。
インドでは猿のイタズラ行為が頻発している
インドでは猿による事件が度々発生している。
当サイトでも先日紹介したが、先月にはインドのビハール州で屋根の上から人間に向けて猿がレンガを落とすというとんでもない事件が発生している。その被害にあった人物は亡くなってしまったのだ。
詳細は過去記事:『インドの司祭が猿に殺された!? 人に向けてレンガを落とす猿被害インドで多発』
猿の高い知能は以前から知られているが、ここまでとなると映画「猿の惑星」のようなことが起きる日もいずれやってくるかも知れない。
しかし、今回の「猿バスジャック事件」だが、猿が乗っ取ったバスはオートマ車だったのだろうか。いくら知能が高い猿といえどもマニュアル車を走らせたとは思えない。バスとしては珍しいオートマ車ならクリープ現象によって動いたとしても不思議ではない。バスがオートマ車だったかについては報じられておらず、やや疑問が残る事件である。