200度の油で100キロ以上の天ぷらを素手で揚げる! 神の手を持つインド人
2015/12/19
インドに神の手を持つ男性がいる。その人物はラム・バブー(Ram Babu)60歳。
彼は、200度という高温の油をものともせずに素手で天ぷらを揚げることができるのである。
ラムが揚げているのは「パコラ」というインドの天ぷら
熱した油に手を入れても熱くないと言い張る気孔の達人や、実際に唐揚げを素手で揚げることができる人物は世界に何人か存在するが、ラム・バブーの場合は毎日のように100キロ以上の天ぷらを素手で揚げているという。
ラム・バブーはインドのウッタル・プラデーシュ州アラハバードで屋台を営んでいる。この屋台でラムが揚げているのがインド版の天ぷらと呼ばれるパコラ(Pakora)。パコラとはジャガイモやナスなどの野菜を、粉末にしたひよこ豆とスパイスを水で溶いたものに浸けて油で揚げるインドの伝統料理である。
こちらが動画
動画:youtubeより『Indian street food vendor fries pakora using his BARE HANDS』
素手で揚げ始めたきっかけは偶然で、見物人が集まり人気店へ
ラムは20歳の頃から屋台をやっており、当初はヘラを使って揚げていたという。しかしヘラは重たく調理に時間がかかっていた。そんなあるとき、ラムは誤って加熱された油の中に手を入れてしまう。しかし、驚くべきことになんともなかったそうなのだ。
その日からラムは、素手で天ぷらを揚げ始める。すると、熱い油をまるで水であるかのように手を入れるラムに見物人が集まりだし、大人気の屋台へと成長したのだという。
20年以上続けているが火傷したことはない
ラムは、「私は20年以上素手で揚物をしているけど一回も火傷や水ぶくれができたことはないよ。」と語る。ラムが油に手を入れているのを見て、人々は「魔法を使っているんですか?」と尋ねてくるそうだが、そんな時ラムは「あぁ、神の魔法だよ」と答えるそう。
この神業に、医師や研究者が訪ねてきたこともあったそうで、手の皮膚のサンプルを渡したこともあったそうだが、特に異常はなかったという。
ラムは「なんで素手で平気なのかは私にも分からないが、この能力によってお金が稼げるので、今後も喜んで素手で天ぷらを揚げるよ」と語っている。
ちなみに、ラムが素手で揚げる天ぷらについて、常連客アミット・シン(Amit Singh)によると「サクサクで味はとても美味しい」とのこと。
日本だったら食品衛生上OUTっぽいが、パコラなる天ぷらはおいしそうだ。
via:dailymail(英語)