寝ている間に襲われないの? オオカミとベッドを共にする女性
2016/10/31
アメリカにオオカミと毎晩ベッドを共にしている女性がいる。
その女性はカリフォルニア州・サンタローザの牧場に住むキンミー・クラウス(Kimmi Kraus)27歳。彼女は、室内犬ならぬ室内狼を飼っているのだ。
そのオオカミは、3歳半のオオカミ「ダム(DAMU)」。
ダムは、生後6週間の頃からキンミーに飼われているオオカミで、現在は体長5フィート(約150センチ)、体重は90ポンド(約40キロ)にまで成長した。そんな立派な大人のオオカミだが、毎晩一緒にベッドで寝ることはもちろんのこと、飼い犬のようにトイレのしつけとったマナーを完璧にこなすことができるという。
キンミーは、この牧場で自身の施設を運営している。その施設は政府の承認を受けておこなっているもので、オオカミの保護活動や自然保全の必要性を訴える活動をしている。
彼女のベッドはキングサイズの大きなもので、毎晩一緒にオオカミのダムとベッドに入る。就寝中ダムは、ベストな姿勢を探すために夜中モゾモゾと動くというが、キンミーは気にしない。彼女は翌朝も施設のオオカミたちのために毎朝5時に起床する必要があるのだ。オオカミのダムはというと、キンミーが起きたあともベッドで眠りこけているそうで、11時くらいまで寝ているという。
ダムの好物は冷たい緑茶とモッツァレラチーズだそうで、ダムがオオカミでありながらここまで人間に懐いたのには、一緒に飼育されている5歳のハスキー犬ジャクソン(Jackson)の役割がある。
ジャクソンは、施設で飼育されているオオカミの訓練もおこなっている。
キンミーによると、「人間では、オオカミとコミュニケーションをとることに限界があります。そこで、ジャクソンに代わりにやってもらうのです」と語る。
実際、犬のジャクソンをオオカミたちは家族として受け入れているという。
キンミーはオオカミについて「一部の人々はオオカミについて大きな誤解をしています。テレビや映画に登場するオオカミは、凶暴性ばかりが強調されていて、正しくオオカミという生物を描写していません。私は、そのようなオオカミに対する間違った考えを払拭したいのです。オオカミは私にとって家族のような存在です」と語っている。
via:dailymail(英語)