25年間サーカスで飼われ、体毛を失ったメガネグマ 善意の力で遂に自由へ!
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長年に渡りサーカスで虐待を受けながら飼われていたクマが、先週日曜日ついに自由の身を手に入れた。
それはメガネグマのチョリータ(Cholita)。チョリータはペルーのサーカスで25年にもわたって飼われていたクマである。その飼育環境は狭いコンクリート製の檻という劣悪な環境であった。さらに、人間に危害を与えることがないように爪を抜かれ、牙も削られていたのである。
そんな環境で暮らしていたチョリータは、ストレスによって全身の体毛が抜け落ち、あまりに痛ましい姿だった。
チョリータの存在が、今年の3月にメディアで紹介されたことをきっかけに、善意の寄付が動物擁護インターナショナル(ADI)に集まり、ついに先週新たな人生を歩むことになったのである。
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しかし、25年間人間によって飼われていたチョリータは自然の世界を知らない。そのため、完全に野生に返すことは不可能であった。
そこで、熱帯雨林の自然保護区内につくられたチョリータ専用のスペースに放されることとなったのだ。その広さは82フィート(25メートル)× 50フィート(15メートル)という、チョリータがこれまで生活していた檻と比べ物にならない広さで、プールや寝床となる洞窟も容易されているという。
これからチョリータは、固く冷たいコンクリートの上ではなく、自然の土の上で生きていけることとなったのだ。
via:dailymail(英語)
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