人間にこんなに懐くの? オーストラリアの動物園にいるカモノハシが可愛い
哺乳類にも関わらず卵を生み、さらにカモのようなクチバシを持っている不思議生物のカモノハシ。
そのあまりに不思議な生物ゆえ、カモノハシの標本を初めて見たイギリスの学者たちが作り物と信じていたほど、奇妙な生物なのである。
また、日本には動物園などでも一切飼育されていないため、生きているカモノハシを見るためには、飼育されているオーストラリアの一部の動物園に行くしかないほど、珍しい生物なのだ。
そんな、カモノハシと動物園の飼育スタッフがじゃれあう動画がyoutubeにアップされている。
飼育員とじゃれあうカモノハシ
この動画は2年前に投稿されたものなのだが、最近動物ネタを扱う海外サイト「The Dodo」が紹介し、現在頻繁に視聴されている。
動画:youtubeより『Hand Feeding & Playing With A Friendly Platypus』
こちらのカモノハシは、オーストラリア・メルボルンの動物園ヒールズヴィル・サンクチュアリ(the Healesville Sanctuary)で飼育されているもの。
カモノハシは本当に不思議な生態を持つ生物で、実は毒を持っている。この毒針はオスのみが持っており足の先端から生えているのだ。人間を殺傷するほどではないそうだが、刺されると強烈な痛みを感じ、小型犬くらいなら死んでしまうという。
生息しているのはオーストラリアの川や湖。普段は魚や甲殻類、昆虫、ミミズなどを食べている。
卵を産むことはよく知られているが、乳首も持っていない。しかし、腹部の皮膚には乳腺があり母乳が汗のような形で出てくるそうだ。
また、クチバシ部分は柔らかく、感触としてはゴムに近いという。クチバシには神経が通っており、近くにいる生物の体から発せられる生体電流も感知することができるそうで、もうわけがわからない。
via:The Dodo(英語)