赤ちゃんは妊娠16週から音楽を聴く!? 膣内スピーカーによる実験で明らかに
2016/10/31
膣内スピーカーを使用した実験によって新たな事実が判明した。母親のお腹の中にいる胎児はわずか妊娠16週頃から音楽を聴くことができるというのである。
この実験をおこなったのは、スペイン・バルセロナの研究所。妊娠14週~39週の妊婦の膣内にスピーカーを入れて、お腹の中の胎児が音楽に反応するか実験したのである。
実験を率いたマリサ・ロペス・テイジョン(Marisa Lopez-Teijon)は「胎児は、膣内のスピーカーから発せられた音楽に反応を示し、まるで歌うように口を開いたり、舌を突き出すといった動作をしました。」と語る。
こちらが動画
動画:youtubeより『Respuesta del feto con música vía vaginal』
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音楽への反応は、早い胎児だと、わずか妊娠16週の胎児が反応をしたという。
この実験結果は、これまで考えられていたよりも早くに胎児の聴覚が機能しているというだけでなく、生まれる前に学習することができるということを示している。
今回の実験では、音楽に反応した胎児は全体の87%、その30%が口や舌を動かして反応し、45%は頭や手足を動かす、10%が舌を突き出す仕草をしたという。
実験に使用されたスピーカーは、専用に開発された「Babypod(ベビーポッド)」を膣内に入れておこなわれ、胎児の様子は超音波映像によって撮影された。
また、以前から胎教としておこなわれているお腹にスピーカーを近づけて音楽を聴かせるといった方法では、音声が伝わらないようで胎児は反応しなかったとのこと。
via:dailymail(英語)