やる意味あるの? 等身大レプリカによるティラノサウルス解剖シミュレーション
巨大な捕食者ティラノサウルスの謎を解明するために等身大のレプリカを使用した解剖シミュレーションを生物学者たちがおこなった。
もちろんこのようなシミュレーションは、前例のない実験で、ティラノサウルスの大きさは14メートル。通常の実験室には入らないため、特別に用意された実験室で解剖された。
ティラノサウルスレックスが、体に対し極端に小さい腕を、どのように使って獲物を食べていたのかなど、現在も解明されていない謎を解き明かすのがこのプロジェクトの目的である。
この等身大レプリカには、グレープフルーツ程の大きさがある巨大な眼球や、するどい牙、4歳児の人間の子どもを消化するのに十分な胃があるなど、とても精巧に作られている。
解剖には通常の医療器具ではなく工業用サイズのツールが使われた。
解剖をおこなう専門家は、厚い皮膚や巨大な骨、大量の血液で大変な労力が必要とされるだけでなく、内臓の圧倒的な日臭いに耐える必要がある。
シミュレーションに参加した専門家は、「とても良い経験になった。ティラノサウルスの心臓が想像していたよりも小さいことに驚いた」と語った。
この解剖シミュレーションの様子は、6月7日よりナショナルジオグラフィックチャンネルで公開されるという。
こちらはそのトレーラー映像
動画:youtubeより『T. rex Autopsy premieres』
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以下画像はそのトレーラー映像のキャプチャ
via:dailymail(英語)