ロシアで、老人のような顔をした羊が生まれる
以前、オーストラリアで顔が二つある牛が発見されたと記事にした(過去記事:『なんだコイツ! オーストラリアで2つの顔を持つ牛がオークションに出される!!』)が、今回はロシア南西部のダゲスタン共和国近くのChirka村にて、奇妙な顔をもった羊が生まれた。
その羊が生まれたのは、羊農家ブラシウス・ラブレーンチエフ(Blasius Lavrentiev’s)45歳の牧場。
ラブレーンチエフは取材に対して「飼っている羊が妊娠していると気がついたとき、とても嬉しかった。子どもが生まれれば、売ってお金に換えることができるからね。しかし、生まれた子羊の顔を見たときは本当に落胆した。」と語っている。
生まれた子羊は、「怒った大きい鼻の老人」のような顔をしていると、村で気味悪がられ話題になったのだ。
しかしその後、ブラシウスに転機が訪れた。
奇妙な子羊のうわさを聞きつけた地元のサーカス団から譲ってほしいと話がきたのである。
金額は、相場のなんと10倍。
そして、これをきっかけに次々と買い取り希望の話が舞い込んだのだ。
この子羊、現在はどうなったかというと・・・
なんと今もブラシウスの元で元気に走り回っているという。
ブラシウスは、今のところ、あの子羊を、見世物にも食肉用としても売る気はないとのこと
地元の獣医ドロフィ・ガブリロフ(Dorofei Gavrilov)によると、この先天性奇形は親羊が妊娠期間中にビタミンAを過剰に摂取したこと(ビタミンA過剰症)が原因である可能性が高いとしている。
しかし、このような先天性奇形の場合、生後間もなく亡くなってしまうことが、ほとんどで、このように健康的に生存していることは非常に珍しいという。
参照:mirror(英語)