ハンディキャップを乗り越えて 義足をあたえられた14の動物
2015/04/24
人間と生活を共にするペットたち。当然、人間と同じように病気になる。最近は甘やかされたことにより、デブ犬・デブ猫となり肝硬変や糖尿病など人間と同じ病になる動物が多くいる。
今回は、事故や先天性の病で、足を失ってしまった動物達を紹介する。
01.猫のオスカー
2歳の黒猫オスカーは農具のコンバインによって後ろ足を失ってしまった。獣医のノエル·フィッツパトリック(Noel Fitzpatrick)とイギリスの大学ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのチームによる手術を受けた。後ろ足の骨と金属の義足を直接接続をし、世界初のバイオニック猫となった。
02.馬のマッチョ
馬のマッチョはインドの道路脇に横たわっているの発見された。当初、酷い栄養失調と前足の損傷を負っていた。
現在は回復し、走ることはできないものの、義足により自分の意思で歩くことができるようになった
03.ゾウのムータラ
1999年に地雷を踏み足を大きく損傷。その後、足を切断することにより、命は助かった。長らく不自由な生活を強いられたが、彼女に転機が起こったのは2009年。ついに特注の義足がプレゼントされたのだ。
ムータラのドキュメンタリー動画:『Elephant Landmine Survivors Walk with Prostheses at Elephant Hospital』
04.カナダツルのバンカー
バンカーが災難に襲われたのはゴルフ場。飛んできたゴルフボールが彼に命中したのである。足は完全に破壊されてしまった。その後、義足をあたえられ、野生に返せるほどに元の生活を取り戻した。
05.アカウミガメの悠ちゃん
2006年、サメに両方の前足を食べられたウミガメが保護された。そのカメは悠ちゃんと名付けられ、義足をつくる悠ちゃんプロジェクトが発足。多くの寄付により、骨が柔らかく難しいとされたウミガメに、義足(人工ヒレ)をあたえることに成功。
自由に泳ぎまわれるようになった悠ちゃんは、現在では太りすぎたため、ダイエット中とのこと。
06.ラマのトライポッド
アメリカのデンバーで発見されたラマ。
ケガにより足が3本のため三脚を意味するトライポッド(Tripod)の名前があたえられた。
現在は義足によって3本足ではなくなったが、発見者のシェリー·ヒューズとマーク·フィールドと共にトライポッドという名で暮らしている。
07.イルカのフジ
沖縄の海洋博公園で飼育されていたが、2002年に病気により尾びれの75%を失ってしまった。
その後、タイヤメーカーのブリジストン等の協力により人工尾びれが与えられた。
ジャンプができるようにまで回復したが、昨年11月に感染性肝炎のためなくなった。イルカとしては高齢の45歳(推定)まで生きた大往生だった。
密猟者の手から救出されたものの、頭部への銃弾により上半分のクチバシを失ってしまっていた。
その後、 3Dプリンター技術を持つ「Kinetic Engineering Group」によって、3Dプリンターでクチバシを作り移殖された。
この義クチバシにより、通常どおり、エサをついばむ、羽繕いなどができるようになった。
その後、プラモデルの飛行機の車輪を甲羅に取り付けてもらい、自由に動けるとともに、世界最速のカメになったという。
アメリカのフロリダで生まれつき後ろ足がない状態で生まれた。
4本の足と尻尾が凍った状態で発見された。凍傷により4本の足の先端を失ってしまったナキオだが、